What's your motto

自己分析を通して見えた”仕事の軸”を踏まえ、インドで現地就職【JACリクルートメント 村山 浩基】

What's your motto

greatness from small beginning 転職エージェントとしてインドで活躍中の村山さんのモットー(座右の銘)とは

大学卒業後、日系大手食品メーカーへ新卒入社し、約5年間の営業を経験。その後、パートナーのインド駐在をきっかけにインドの日系企業へ現地採用で入社。現在は、転職エージェントとしてご活躍されている村山さんに、これまでのキャリアとモットーについてお聞きしました。

小さな始まりから大きな成功を

―村山さんのモットーは“Greatness from small beginning“このコトバに込められた想いをお聞きしました。

“Greatness from small beginning“は、「大きな偉業も小さな一歩から」のようなニュアンスの意味です。インドに来た当初は初めての海外生活・英語にとても苦労しました。そんな自分が、初めての海外かつインドで大きなことを成し遂げるためには、小さなことからコツコツと頑張るしかない。一段抜かしやスキップで、いきなり大きなことをやると失敗すると感じました。業界や国について調べるのも英語学習をするのも地道ではありますが、コツコツと積み上げるしかないと思い、そこから私のモットーになっています。」

「業務は、転職エージェントとしてインドにある日系企業と転職志望者の間に立つ仕事をしています。その中で、大きな数字が見えると優先順位を変更して動きそうになりますが、企業や転職者にとって最善の選択を一緒に見つけていくサポートをするのがこの仕事において重要な点です。会社について知ることや会社のニーズを引き出す。転職者がどのような転職をしたいかをしっかり見極める。転職先と転職者がwin-winになるよう、目の前の仕事をコツコツやることを意識しています。もちろん会社への利益やインセンティブもありますが、大きな成功や数字に囚われずコツコツと努力を積み重ねていくことが重要だと考え、取り組んでいます。」

村山さんのモットー”Greatness from small beginning”. 日本語訳だと「小さな始まりから大きな成功を」

人生の転機~パートナーのインド駐在

―インドへ来るきっかけとなったのは身近にいるパートナーの存在でした。

「新卒から京都で4年半、東京で8カ月ほど食品メーカーの営業として勤務していました。そんな中、2021年7月にパートナーのインド駐在が決まりました。大学時代からの付き合いで、卒業・結婚後も東京と京都で遠距離を続けていました。そのため、駐在が決まった際も自分は日本、妻はインドで、お互い自分のキャリアを歩んだ上で、その後に家族のこと考えればいいかなと話していました。」

「約半年後、パートナーが一時帰国したタイミングでインドの話を聞いたり、彼女の同僚と話す機会がありました。そこで英語力不足で話が分からない部分があったり、会話や笑うテンポが遅れる経験が、個人的にショックを受けました。この悔しさを晴らすためには、日本で勉強してチャンスを待つよりも、すぐ海外に出る方が中長期的には妥当だと考え、パートナーのいるインドに行くことを決めました。」

「もちろん、はじめは英語ができないから就業できないと思っており、パートナーをはじめ色んな人に相談しました。主夫になることも考えましたが、「若いうちは頑張って仕事を探した方がいい」とアドバイスを頂き、インドの現地採用で仕事を探し、現在の会社から採用を頂きました。」

「インド転職にあたり、メーカーの営業職から人材のエージェント・コンサル職へキャリアを変換しました。そこには、“テイク”より“ギブ”を大事にする軸がありました。前職の経験から会社の利益を第一優先にモノを売るより、相手のニーズを最優先に考え、ダイレクトに貢献した結果、利益がついてくる仕事をしたいと思いました。」

「もちろん、前職では食を通じて「心の健康を支える」という就活時に思い描いていた仕事はできました。しかし、商品力に左右される点もあり、自分自身の営業力不足もあるものの、商品力が高ければ営業がそこまで仕事をしなくても売れてしまうこともありました。その点、現在の仕事は人と人の間に立ち、こちらから何かを提供するだけでなく、求職者が持つ悩みや想いに対して価値を提供する仕事です。転職という人生でも重要な岐路に関わり、自分のやり方次第で転職者の人生が決まるのは、プレッシャーでもありやりがいを感じています。」

時代の大転換期~肌で感じるインドの成長~

―「危ない」「汚い」「人が多すぎる」などネガティブな印象を日本人は持っているかもしれませんが、成長著しいインドの魅力や文化、面白さを村山さんは肌で感じています。

「G20が開催されたり、人口が世界一になるなど、日本でもインドに関するポジティブなニュースが増えてきたと思います。まだまだ伸びしろがある国であり、発展している部分と皆さんが思い描くインドが入り混じっているのが今のインドだと思います。日本では味わえない刺激的なことを経験できているのが、今だからこそのインドだと感じています。」

「現在、インド人の日本語話者の採用サポートも担当しており、インド人の能力の高さを肌で感じております。転職=昇給というインド特有の転職事情が存在するなかで、出来る限り担当した候補者が継続して働いて頂く為に、【候補者の転職理由(真意)】を見つけ出す部分で、悩む部分も多いです。優秀な人材がいらっしゃると同時に、キャリアアップ・転職のポイントが分からず、失敗している候補者もたくさんいるのが現状です。転職者が企業に入社した時点で利益が発生するビジネスではありますが、入社がゴールではなく、その仕事にやりがいを感じ、その企業で継続して活躍して頂くことを最終目標としながら、日々チャレンジしています。」

興味があったら一歩を踏み出す勇気を

―パートナーの駐在をきっかけに海外でのキャリアを歩む村山さんに、日本の若者へメッセージを頂きました。

視野を広げ、少しでも海外に興味があれば、一歩を踏み出してみてください。転職活動も何が正解・不正解は無く、チャレンジした人にしか分からない経験があります。若いうちは失敗を恐れず、まずは一歩を踏み出す。一歩踏み出した先の経験は、成功も失敗も含め何倍にもなって大きく返ってきて成長に繋がります。既に日本は素晴らしい国ですが、海外に出ることで大きく視野も広がるので、積極的に海外で働くチャレンジをする若者が増えれば、もっと日本もよくなるのではないかと思います。

「現在、若手や第二新卒で転職する方もいらっしゃいますし、海外の現地採用で入社する方も多いです。新しい環境でチャレンジしたい方がいらっしゃいましたら、サポートさせて頂きます!」

 

村山 浩基

立教大学卒業後、日系大手食品メーカーへ入社。京都と東京で約5年間、営業を経験。パートナーのインド駐在がきっかけとなり、2022年5月に株式会社ジェイエーシーリクルートメントのインド支店へ現地採用で入社。主に日系製造業様の採用サポートおよび日本人・日本語話者(Japanese speaker)の転職活動サポートを担当。
JACリクルートメントHP:https://www.jac-recruitment.jp/

 

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