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海外からリモートワーク勤務|フリーランスからリモートへ切り替えたワケとは?【ジョージア在住のノマド Ami】

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フリーランスからリモートワークへチェンジ! 海外ノマドのAmiさんにインタビュー

オランダに住みながらフリーランスとして生活していたものの、自分の適性を踏まえて日本の会社に属しながらリモートワークへキャリアチェンジされたAmiさん。ジョージアからリモートワークをされているAmiさんに、海外ノマドのリアルとノマドを目指す方必見の考え方についてお聞きしました。

Ami

大学卒業後から約10年間WEBデザイナーとしてのキャリアを経験後、雑貨屋とカフェ経営の道へ。雑貨屋の商品買い付けで海外を行き来する中、季節を通して海外に住んでみたいと考えオランダへ移住。フリーランスの良さを感じつつも、会社員としてデザイナーをした方が自分の適性に合っていると考え、日本の会社へ入社。現在は、ジョージアに住みながら完全リモートで日本の会社の会社員として活躍中。(2023年10月現在)
☆Instagram:https://www.instagram.com/amihuis_ami/?hl=ja
☆AMI HUIS | 海外生活チャンネル(YouTube):https://www.youtube.com/@AMIHUIS

海外フリーランスのリアル

リモートワークへシフトチェンジ

―まずは、現在の仕事内容を教えてください。

日本の動画制作会社の社員として、動画やグラフィックのデザイン業務をジョージアからリモートで行っています。今の会社員生活を始めたのは、半年前くらいからです。

―オランダではフリーランスとして海外ノマド生活をされていたと思います。オランダへ移住された経緯と当時の業務内容を教えてください。

オランダ移住前は、日本の雑貨屋の買い付けのため、世界各地を行き来していました。しかし、1週間前後の滞在のみで、まとまった期間の滞在はできませんでした。頻繁に訪問を繰り返すうちに「海外に移住したい」と思うようになりました。良いと思ったヨーロッパの国で、住みやすさやビザの取りやすさを検討したところ、オランダがベストだと考えました。足を運んで下見をした後、日本に戻って移住準備をし、1年後の2019年1月に移住しました。

雑貨の買い付けをやりながら、新卒入社した会社員時代の知識を活かしてWEBデザインの仕事を単発でやりました。フリーランスなので、自分で仕事を取って来てクロージングまでを行っていました。

―オランダに住みながらフリーランスとして仕事をしていた訳ですが、フリーランスを辞めて会社に属するきっかけは何でしたか?

仕事をもらうための営業活動が苦手でした。フリーランスは自分で仕事を取りにいかないといけないので、営業も行う必要があります。フリーランスの方でも営業活動が得意な方、苦手な方がいらっしゃるとは思いますが、私は結構苦手だったのでそれに疲れてしまいました。

また、1人でやることには限界があり、成長が止まってしまう感覚がありました。他にもいろいろやりたい欲が出てきた中、ずっとやってきたウェブデザインだけだとスキル不足だと思いました。人と関わりながら仕事をやることで、さらなるスキルアップや新たなスキルが身に付くと思い、キャリアチェンジをしました。

フリーランスの経験から、リモートワークへ切り替えたAmiさん。ジョージアから日本の業務に従事しています。

日本の会社に属して、海外からリモートワーク。大変なこととは?

―フリーランスから、リモートできる日本の会社へ就職された訳ですが、転職先はすぐに見つかりましたか?

転職先を見つけるのに苦労しました。「リモート」できる会社でも、「海外からのリモート」が結構なリスクとして見られました。いざ就職するとなると、契約の形態や保険などの問題でお断りされることがありました。
また、時差もあるため、その点を理解して頂いて柔軟に対応できる会社を探すのは大変でした。転職活動は、約2か月間行いました。

―現在の会社に採用され、リモートワークされている訳ですが、働く中で大変なことはありますか?

会社には時差を考慮してもらい、日本時間の14時~23時(ジョージア時間:9時~18時)で働いています。もともとリモートしている方が多い職場なので、コミュニケーションはオンラインツールで完結しますし、リモートの企業文化が根付いています。そのため、距離が離れていても意思疎通に困ることはありません。しかし、時差や勤務時間帯の都合上、キャッチアップする時間が4時間しかありません。「日本で働かれている方には迷惑をかけているな」と思ったりもします。リモートワーク全般におけることかもしれませんが、進捗を逐一報告したり、何をしているかわかる状態にし、コミュニケーションを大切にしています。

海外からのリモートワークで一番の障壁となるのが「時差」とAmiさんは仰っていました。

海外ノマドを目指す方必見!重要な考え方

―働き方改革やコロナ等で「フリーランス」や「ノマド」という働き方が、日本でも一般化しつつあります。ある種「憧れ」の様な仕事として捉えられることもありますが、Amiさんはこの流れにどのようなお考えがありますか?

みなさんが憧れるような「海辺でパソコンを開きながら作業する」様な方はほとんどいないかと思います。海外で好きに働くのは楽しそうに見えますが、会社員以上に作業をしていたり、コネクション作りをしていたり、みなさんとても努力していると感じます。ノマドと言って思い浮かべる像と、現実のギャップがあるかもしれません。それでも、個人でやられている方は面白い方が多いですし、海外だと横の繋がりもできるので、楽しい面もあります。

―海外で「フリーランス」や「ノマド」を目指す方が、深く考えるべき点などはありますか?

自分の中で、「一番優先したいことは何か?」を明確にするべきです。旅をしたいのか、海外に住みたいのかでも全然違ってきます。一番優先したいことによって、フリーランスなのか、リモートワークなのかも変わってきます。

また、海外からリモートワークする選択肢もあることをお伝えしたいです。「海外ノマド」と聞くと、どうしてもフリーランスのような仕事で、自分のスキルを売りに仕事を取ってきて、クロージングまでやらなきゃいけないと考える方がいらっしゃいます。海外ノマドと言っても、フリーランスのように自分1人で全て行う仕事だけではありません。会社に属しながら、リモートで海外から仕事する手段もあります。

もし、自分の中で優先したいことが決まって、海外ノマドをやりたいならリモートワークを海外ですることから始めればいいと思います。時差も調整すれば解決できますし、個人で始めるよりも遥かに安定しています。「貯金してから始める」や「英語ができるようになったら始める」だと遅くなりますし、機会損失もあります。ですので、ハードルが他と比べて低いリモートワークから始めてみるのがおすすめです。

とりあえずやってみる!!

―これまで、Amiさんのご経歴と海外ノマドのリアルについてお聞きしてきました。海外で挑戦されているAmiさんの座右の銘(モットー)を教えて頂けますか?

とりあえずやってみる!!です。失敗するかどうかはあまり考えません。たとえ失敗しても、案外たいした事がなかったりします。失敗しても自分の糧になりますし、だからこそ、危ないこと以外は挑戦するようにしています。

Amiさんが大切にしているモットー「とりあえずやってみる!!」オランダ・ジョージアでご活躍する姿に強い意志を感じました

―最後に日本の若者や海外ノマドを目指す方にメッセージをお願いします。

挑戦したいことがあるなら、踏み出してみてください!もし上手くいかなくても全てが糧になっているので、無駄ではありません。また、行きたい場所や住みたい場所があるなら、日本を出てみてください。実際に行ったり、住んだりして、価値観や文化などに触れると楽しいですし、日本にいたらできない経験も多いです。もし合わなくて、日本に帰ってきても問題ありません。私たちは、日本にいつでも帰れるメリットがあるので、いろいろ自分で感じてみてください。

 

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